林 茉弥|V.LEAGUE 埼玉アザレア|2019年度卒

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Q. 鳥取中央育英高校の印象は?

答えを急がず、自分を探す時間があった。

印象に残っているのは、熱心な先生方の存在です。私は体育コースに在籍していて、技術を教えるだけでなく、生徒と一緒になって授業に取り組む先生が多くいらっしゃいました。その姿勢に強く影響を受け、自分も体育の教員免許を取得することに。育英高校全体としては、賑やかで自由な雰囲気が漂っていたと思います。

入学した当初は、自分も含めて将来の進路が定まっていない生徒が多くいましたが、そんな中で、仲間や先生と関わる時間を通じて、自分自身を見つめる機会に恵まれました。進路指導においても、「これはダメ」と否定されるような関わり方ではなく、「こんな道もあるよ」と選択肢を広げてくれるスタンス。一人ひとりの可能性をしっかり見つめてくれていた、そんな印象が今も残っています。

Q. 現在のお仕事は?

プレーする背中で、感謝を伝えたい。

現在は、Vリーグの「埼玉アザレア」に所属し、プロバレーボール選手として活動しています。大学時代は思うように試合に出られず、悔しい思いもしました。卒業後は体育教師になる道を考えていましたが、「このまま終わってしまったらきっと後悔する」と思い直し、キャプテンや先生に相談。そこから今のチームを紹介していただき、プロとしてプレーする道を選びました。

平日は、チームのスポンサー企業に勤務し、施工管理や現場監督として働いています。現在、リーグでは2位という成績。高いレベルについていくのは決して簡単ではありませんが、その分得られる学びや刺激も大きく、自分が成長できている実感があります。

これからの目標は、試合に出場して結果を残し、チームにしっかり貢献すること。そして何より、応援してくれる友人や、これまで支えてくれた方々に、自分がプレーする姿を見てもらい、少しでも恩返しができたらと思っています。

Q. 現在通学中の育英の生徒に一言

動いた先に、自分だけの答えがある。

現役の育英生の皆さんには、まず「勉強は大切!」と伝えたいです(笑)。大学でも社会に出ても、基礎学力の大切さはあらゆる場面で実感しています。でも、それだけではありません。今しかできない学校生活や友人との時間を、ぜひ思いっきり楽しんでください。

進路に悩んだときには、「誰かが正解を教えてくれる」と思い込まずに、自分の中にある“こうだったらいいな”という気持ちを大事にしてみてください。僕自身も、やってみたいと思ったこと、楽しそうだと感じたことを選びながらここまで来ました。迷ったときには、ひとりで抱え込まず、友達や親、先生に相談して、まずは口に出してみること。それだけで、少しずつ道が開けていくと思います。

周囲の目を気にせず、自分の“第一希望”を大切に。自分の人生を、自分で選び取る力を、育英でしっかり育んでください。

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この記事を書いた人

フレーイクエー編集室です。皆さんの周りにいる由良育英高校、赤碕高校、鳥取中央育英高校の卒業生でユニークな活動をしている方がおられたらぜひフレーイクエー編集室まで情報提供お願いいたします。(自薦他薦問いません)

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