
Q. 鳥取中央育英高校の印象は?
「克己(己に勝つ)」の精神と、支え合う温かさが共存する場所
何より印象に残っているのは、野球部のマネージャーとして駆け抜けた3年間です。当時は部員が50名近くいる全盛期で、オフもほとんどないほど忙しい毎日でした。スコアの書き方もわからない状態からのスタートでしたが、必死に食らいつく中で、人の役に立ちたいという「観察力」や「サポート精神」が磨かれたと感じています。
校風としては、新旧が融合する活気ある雰囲気でした。私たちがちょうど「由良育英」から「鳥取中央育英」へと名称が変わる過渡期で、制服やジャージが新しくなるなど、新しい風が吹いていたのを覚えています。
私が特に好きだったのは、「克己(己に勝つ)」という校訓です。厳しい部活動の中にも、先生や生徒同士の距離が近く、フレンドリーに支え合う温かさがありました。体育コースの元気な挨拶や、クラスを越えて交流した「育英祭」の思い出は、今も私の宝物です。
Q. 現在のお仕事は?
食を通じて日常を彩る、食で人を応援したい。
現在は、栄養士の資格を活かし、個人宅へ伺う「出張お料理代行」として活動しています。忙しい子育て世代や共働きのご家庭に向けて、常備菜や冷凍キットを数時間でまとめて作る仕事です。
私のスタイルの特徴の一つとして、あえて献立を固定しない「冷蔵庫クエスト」があります。お客様が普段買われる食材を使い、その場で魔法のように別の料理へ変えていく。この「いつも」が「特別」に変わる驚きを大切にしています。
また、現在は地元の特産品である「ねばりっこ」などを使用した、アレルギーに配慮した天然酵母パンの工房設立にも挑戦しています。高校時代のハードなマネージャー経験で培った「どうすれば効率よくサポートできるか」という視点は、今の仕事の根幹になっています。
Q. 現在通学中の育英の生徒に一言
積極的にコミュニケーションを。それが自分の可能性を広げる鍵になる。

現役の皆さんには、ぜひ自分から積極的に周りの人へ話しかけてみてほしいです。先輩、後輩、そして先生。誰とでも分け隔てなくコミュニケーションを取ることは、自分を成長させる一番の近道だと思います。
自分から心を開くことで、自分が何に困っているのか、周りが何を求めているのかが見えてきます。そして、それはいつか自分が誰かに頼ったり、逆に誰かを力強く支えたりするための「土台」になります。
育英高校には、頑張っている人を応援してくれる先生や仲間がたくさんいます。自分の「やりたい」という気持ちに素直に、育英での毎日を思いきり楽しんでください。