宮川大志|鳥取写真家|2005年度卒

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宮川大志

Q. 鳥取中央育英高校の印象は?

日本一に輝く「新聞部」の熱気。高い志を持つ仲間と切磋琢磨した。

育英といえば、何よりも「新聞部」の活躍が強く印象に残っています。私が入学した当時、新聞部はすでに全国の頂点を目指す超強豪校として知られていました。実際に在学中も「全国高校新聞年間紙面審査賞」で3年連続日本一(文部科学大臣賞)を受賞しており、その黄金時代を部員の一人として経験できたことは大きな誇りです。

30人近い部員が熱気あふれる部室に集まり、一つの紙面を作り上げる光景は、まさに「文化系の運動部」そのものでした。私は速報版の編集長を務めていましたが、放課後遅くまで仲間と議論し、試行錯誤した時間はかけがえのないものです。

運動部も文化部も、それぞれが全国や日本一という高い目標を掲げ、お互いに刺激し合う「文武両道」の精神が学校全体に満ちていました。担任の先生やクラスの仲間と一丸となって取り組んだ育英祭でのモザイク画制作やクラスCM作りなど、一つの目的に向かって突き進む一体感こそが育英の魅力だと感じています。

Q. 現在のお仕事は?

新聞部で培った「編集」の視点が、今のカメラマンの原点。

私のキャリアのスタートは動画制作でした。まだ一眼レフで動画を撮る手法が一般的ではなかった時代に、結婚式の「撮って出しエンドロール」などを手掛け、その後、写真コンテストでの入賞を機にスチール写真の世界にも活動を広げていきました。

この仕事の根底にあるのは、間違いなく育英の新聞部で学んだ「編集」の視点です。顧問の戸田先生から教わった「新聞は幕の内弁当でなければならない(誰が見ても楽しめる、バランスの取れた内容であるべき)」という言葉は、今でも私の制作指針となっています。特定の視点に偏らず、見る人に寄り添った表現を追求する姿勢は、カメラマンとしての仕事や地域の広報活動を行う上での基盤です。

現在はこれまでの経験を活かし、2026年3月から個人事業主としても開業しました。オリジナルグッズ制作、動画・写真撮影からSNSの活用提案、さらにはタレント業務まで、育英で培った「伝える力」を武器に、多角的なクリエイティブ活動を展開しています。

Q. 現在通学中の育英の生徒に一言

今を全力で楽しむ。そこから、一生の仲間と「好き」が見つかる。

宮川大志

現役の皆さんに伝えたいのは、「今を全力で楽しんでほしい」ということです。ただ時間が過ぎていくのを待つのではなく、自分が夢中になれること、面白いと思えることを一つでも見つけてみてください。

私の場合は、それが新聞部での活動であり、そこで出会った仲間たちでした。卒業から20年以上経った今でも、部活動の仲間とは家族ぐるみの付き合いが続いており、当時の絆は一生の財産になっています。大人になってから振り返ると、あの時、自分たちが「面白い」と思ったことに没頭した経験こそが、今の自分を支える土台になっていると実感します。

育英には、生徒の「やりたい」という気持ちを後押ししてくれる先生や、共に高め合える仲間がいます。目の前の楽しみを大切にしながら、自分の可能性を信じて突き進んでください。

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