林 かりん|スポーツクライミングスピード日本代表|2023年度卒

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林かりん

Q. 鳥取中央育英高校の印象は?

“育英っぽい”って、つまり“みんな違っていい”ってこと。

高校といえば、まず思い出すのは、校内に広がる明るい空気と、みんながワイワイ楽しそうに過ごしていた日々。中でも学園祭は特別で、学年を超えて一致団結し、実行委員としてアイデアを出し合いながら準備した時間は、今でも忘れられません。

先生との距離もとても近く、普通の生徒よりも遠征や試合で学校を離れがちだった私にも、しっかりと向き合い、支えてくれました。部活では先輩と花火をしたり、放課後を一緒に過ごした時間も大切な思い出です。スポーツも勉強も、どちらも頑張れる環境があり、それぞれの「得意」が尊重される。そんな多様性にあふれた校風が、“育英っぽさ”の正体なんじゃないかと思っています。も残っています。

Q. 現在のお仕事は?

夢を追う人に、マニュアルはない。

現在、スポーツクライミングを軸に、2028年のロサンゼルス・オリンピック出場という大きな目標に向け、全力で挑戦を続けています。昨年のパリ五輪には届かなかった悔しさが、今の原動力です。もう一度、自分の限界を超えて世界の舞台に立ちたい——その強い思いを胸に、日々のトレーニングに打ち込んでいます。

夢を追いかける道に、決まったマニュアルなんてありません。だからこそ、自分の信じる道を一歩ずつ進むことに、今は大きな意味と手応えを感じています。

Q. 現在通学中の育英の生徒に一言

話しかけた数だけ、世界が広がる。

育英に通っているみなさんへ。勉強や部活ももちろん大切ですが、“人と関わること”にもぜひ目を向けてほしいと思います。私自身、人と話すのは好きでしたが、育英ではクライミングの試合で学校にいないこともあってちょっと周りと違うタイプだったので、最初はどう関わればいいか悩んだこともありました。

それでも、勇気を出して話してみたら、「見た目よりずっと話しやすいじゃん」みたいな発見があって、関係性が広がっていきました。いまでは海外のクライマー仲間と連絡を取り合ったり、K-POPの話で盛り上がったりしています。言葉や文化が違っても、気持ちを伝えようとすることが何より大事。まずは、一言話しかけてみる。そこから世界が広がっていくと思います。

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この記事を書いた人

フレーイクエー編集室です。皆さんの周りにいる由良育英高校、赤碕高校、鳥取中央育英高校の卒業生でユニークな活動をしている方がおられたらぜひフレーイクエー編集室まで情報提供お願いいたします。(自薦他薦問いません)

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